倉敷の古民家再生工房の楢村徹さんの本がでました。建築に対する思いが詰まった本です。そして、生まれ育った倉敷への思いもそこここに溢れています。多くのすぐれた建物、文化を残す倉敷と比べ、旧街道沿いの民家のほとんどを失いさびれたわが町にたいして、私に何が出来るんだろう?建築の師として尊敬する彼の、点から線へ、線から面へという実践を目の当たりにしながら、1本のくさびさえ打つ事の出来ない自分の力のなさに、はがゆい思いがします。私には、私にできる何かがあるはず、できることをゆっくりしよう。そうは思っていたのですが‥‥。本を読んで、そろそろ仕事を減らそうかな〜と思っていたのを、反省。もう少しがんばろう‥‥。